義母が夢みる「ローマの休日」
とにかく料理苦手な義母
ずっと専業主婦だけどね
結婚後、初めてのお正月でもお節料理は出なかった
訪ねて行っても料理はいつも出前
手料理はいただいたことはない
当時としてはかなりの晩婚、30歳前で結婚
その長い独身期間も花嫁修行は一切せずに
のほほ~んと暮らしていたそうだ
食に対する欲望が全くない
研究心も無いので数種類のレパートリー繰り返しだったそう
郊外に住んでいたので外食する店も近くに無い
相方が初めてオムライスを食したのは大学の学食
関西人ながらタコ焼きは小学5年生のとき初体験
そういう意味では相方の食生活は気の毒である
私と一緒になって一気に花開いたようである
そんな義母、現在サ高住住まいの壁には
「オードリーヘップバーン」のポスターをババーンと貼っている
幾つになっても
いつかは王子様が来るのを夢見ているようだ
昨夜、TVで「ローマの休日」が放映されていた
令和になっても色褪せぬ美しさと気品
きっと義母も観ていることだろう
どうやら同じ年らしく、ファッションリーダーてある彼女は永遠の憧れ
イヤイヤ料理を作る必要がなくなった現在
義母が夢みるは「ローマの休日」だろう

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