実家は20年ほど前に中古で購入した戸建て
元々そこから徒歩２分位のところに住んでいたが
幹線道路沿いで車の往来が多く引っ越した

前の居住者が裕福な方だった
古い建物だが天井は高く良い素材を使っている
庭には石灯籠や大きな庭石等がある日本庭園

しかしその日本庭園は現在は家庭菜園
以前近くに農園を借りていたが立ち退きになり
庭を潰して菜園にしている

菜園以外は自生している植物が季節ごとに咲く
プランター植えのバラや紫陽花も毎年咲く
とくにお手入れしなくてもいいのだ
育てる人と同じで野生児は強い

妹が母に庭に咲いているスズランに似た花を見て
「これ、カワイイけど毒があるんよ」と

有毒なアルカロイドを含有しているため
誤食すると，吐気，嘔吐，下痢等の症状が出る
手で触ったときは、丁寧に手を洗うことがいいらしい

「お姉ちゃんのところに持って行った」と母

そうよ、２週間ほど前に珍しく母が
ラナンキュラスと一緒に花束のようにして持ってきた
分った後、もちろん私に「毒があるんよ」と連絡もなし

翌日、妹が庭を見ると
庭のアチコチに咲いていたスズランもどきは抜かれていた

あれよあれよと早くも首位となったタイガース
母は梅野隆太郎選手の大ファン
ポジション争いの坂本選手のことは快く思っていない
「才木投手・西勇輝投手のときは梅ちゃんよ」と
教えてあげると俄然応援する

最近は木浪選手もお気に入り
母は目がクリッとして優しい顔立ちがお好みの母

それが突然、大山選手もお気に入りなったようだ
驚いた、身体が大きく細い目なのに
好みに幅が出てきたようだ

マンションエントランスで友達と偶然会う
「うららさ～ん」と溢れる笑顔で
いつも声かけてくれて何かしらウレシイ

今のマンションで親しくなった３人からは
下の名前で呼んでくれていた
年上の人からは「ちゃん」年下からは「さん」と
一人は東京へ引っ越し、一人は虹を渡った

シニア入口となれば
ほとんど苗字で呼ばれる
下の名前で呼ばれることが少なくなった

昔の友達に会ったときくらいだね
あっ、相方の友達からは、うららさんって呼ばれているわ

旧姓はクラスに１人いるようなポピュラー苗字
同姓でがダブってしまうことが多いので
ほぼ全員が名前で呼んでくれていた

会社では
オジサンからは「お嬢」
先輩・同僚からは「キバちゃん」
これが最もポピュラー、八重歯があったからね
親しい人からは名前で呼ばれていた

派遣社員を「派遣さん」とか呼ぶところもあるらしい
何か、ちょっとね
ちゃんと首から社員証ぶら下げているのに

今まで派遣では苗字で呼ばれていたけど
たまに耳に入ってくることもあった

面倒な仕事が発生したとき社員さん集まってが
「これは派遣さんにしてもらいましょう」とヒソヒソと
でも聞こえてるし

はい、私達は下請けですよ
でもスキルは貴方達よりまぁまぁ高いよ

秀吉さんも好きだった有馬温泉
日本三古泉の一つ、都心から近い有名温泉
路地のような道がクネクネしていて
古い温泉街らしい風情がある

なので料金がとても　高い

日帰りは度々訪れたが
泊まったことはないのよね

もちろん今回も日帰り
近いけど遠くに来た感はあります
小雨の中、温泉街は行き交う人で賑わう

老舗「中の坊 瑞苑」
ちょうど温泉街の入口にある

有馬温泉には「坊」とつく名の旅館が多い
洪水で壊滅した有馬温泉を1191年に僧が復興し12の坊を営んだことから由来するそうです

さすがに予約の時から安定の接客対応でした
13歳未満は利用できない大人のお宿

車を降りるとすぐに傘をさしていただける
エントランスは否が応でも
格式の高さを感じさせずにはいられない

ゆったりとした半個室で
お弁当「雅」をいただきました

とても細やかな細工が施されている豪華なお弁当

ここで父が私に
「今日は良い服着てるね」と
一応老舗旅館なのでエレガントな服

よく気付いてくれたというか
相方はそんなことは全く関心なしだもんね

両親・妹は「うな重膳」
90歳で鰻、元気です

とても柔らかく、特有の臭いもない鰻
器は小さいけどぎっしり入っていました

お弁当にも小さな鰻が
ホント美味しかった

お弁当は天ぷら盛り合わせも付いています

お味・接客もお店の雰囲気もいいのよね
お箸を落としたらすぐに飛んできて新しいものと交換
父がトイレに立てば自動ドアを開けたままで待機

飲食業は人手不足らしいけど
十二分なほどの人の配置で優雅なランチ

帰りに妹から
「ＧＷは家庭菜園作業が待っているよ」と