シニアライフ入口で戸惑う暮らし どうする?

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義母の家④ 測量

義母家、売却の最大の難関が訪れた


旧社宅売却だったので、土地測量図などはない


隣地確認と道路確認で測量事務所で作ってもらう
これが20万円ほどかかった



義母の家は前面道路は、幅員4mに満たない私道


私道に面している共有者20件ほどに
「将来的に水道管など取替工事で道路掘削工事などしてもいいですよね、所有者が変わっても今まで通り通行してもいいですよね」という書類にハンコを貰わなければならない



これを測量事務所に依頼すると100万円以上かかるという、売却価格400万円の家にそんなに費用をかけていたら赤字が出る



よし、私がしましょう!


一応宅建免許あるしね
仲介会社の方に20通の書面を作ってくれたのを持参して訪ねて行き、事情を説明してハンコをもらう






ほとんどが超高齢者の方々だ
皆さんしっかりしていて説明を聞いて納得していただき捺印していただけた
義母なら絶対に理解できないだろう


「ご苦労さんやね」
「お義母さん、元気にしている?」
「私が売るときにこんな手続きできるかしら?」と声をかけていただける




相方は生まれ育った実家近所なのに
私の後ろにいるだけの役立たずぶりを遺憾なくはっきしている


顔なじみの家は自分が前に出て世間話をする
苦手な家の場合は、3歩後ろで待機しているのである


「まるで飛び込み営業みたいや、うららはエラいな」と
のほほ~んと言っている



半日かけて留守の家以外はまわった
当日ハンコをもらえなかったところは、後日ポストに入れてもらうように依頼した


留守宅は近所に住んでいる従妹に頼んだ


この従妹が義母の面倒を何かと見てくれていた優しい方である
肝っ玉母さんのようで、ご近所に顔が利くので安心である


ここで山場は超えたのである