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読み返す 田辺聖子さん三部作

突然ですが本のお話。


田辺聖子さん、関西出身の作家さん。
まだまだ私がお嬢さんの頃、彼女の作品が好きでよく読みふけっていた。


そのなかでもお気に入りが
「乃里子三部作」である。



たしか40年程前の作品。


ちょっと背伸びをしたいお年頃の私にとって
自立している30歳を超えた魅力的な主人公がたくさん恋をする。
舞台は地元の大阪・神戸である。
あの辺りの街並み、道路、駅とイマジネーションふくらむ。


小説で話す言葉は美男美女であっても、もちろんコテコテ関西弁であってさらに距離が近い感じがする。





1作「言い寄る」では、自由業モテ主人公が好きな人にはどうしても言い寄れず、想いを募らせている人はいつの間にか親友と恋仲に。親友が縁で付き合うことになった御曹司ボンボンと寄り添うことになるまで。


2作「私的生活」は、結婚したボンと過ごすセレブな生活から離婚するまでの話。


3作「苺をつぶしながら」は、再び独身で自由な生活。別れたボンとは妙な距離感の友人関係になっていく。



数年前に復刊して、また買っちゃいました。
そして父の外来待ち時間にまた読み返す。


私も恋愛の経験値が当時より高くなり年齢も重ねているし、時代背景が様変わりしてしまったけど、やっぱり引き込まれるね。


今まで付き合ってきたカレシを重ねてみたり…
ドラマ化したら誰が適しているか考えたりね。


知人の20代女子も読んでいた。
時代を超えて愛されているんやわ。