母通院の付き添い
病院の静かな廊下にある待合室で待つシーン
よくドラマであるよね
現実は違うのである
大きな病院は患者・医療従事者が入り乱れて
ワッサワッサしている
受付や精算マシーンは長蛇の列
大きな市役所みたいね
高齢者はシステム複雑で一人では通院は困難と思っていたら、おひとりで受診されている80代後半の方がいらっしゃる
素直に素晴らしいと思う
私もそのくらいの年齢になっても
一人で通えるのかと想像すると少し不安である
母の半年検診
先週は検査に妹が付添い、今週の結果は私が
最初は「一人で行けるかも」と言っていた母
いきなり駅を降りたら反対方向に歩き出す方向音痴
病院に入っても大勢の人のなかでマゴマゴしているし、バッグから診察券などを取り出すのに通路の真ん中でモタモタが続く、荷物が多すぎるんよね
とてもじゃないけど一人じゃ無理だな
いつも何も考えずに人の後をついて歩くだけだからね
帰りに鯛にゅう麵天ぷらをご馳走になった
母はもちろん完食である
5月の旅行の話を始めると
「田舎こんにゃく」を買いたい話になる
よく山深いエリア道の駅で販売されている丸いこんにゃくは母の大好物で、両手いっぱいにいつも買って帰るのだ
食に対して貪欲な86歳である
最近は大相撲とWBC観戦で忙しいらしい
美形好きな母だが、意外(ファンの方ゴメン)に近藤選手のファンになったようだ
デパートで惣菜とイチゴを買ってもらい
そしてお小遣いまで…これは妹には内緒
帰り駅の改札まで送っていったら
躊躇うことなく反対ホームに向かって歩き出した
私の声を気づいた近くにいた方が母に「呼ばれているよ」と声かけていただいたようで、気づいた母はやっと正しい方向に歩き出す
「ここから一人、しっかりしないと」と自分に言い聞かせて、無事に帰宅したようだ
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