超大手企業に派遣社員で働いていた
「会社見学」という名目の面談は
受付に豪華生花がドーンと飾られているし
VIP待遇応接コーナーに通された

大企業は違うねと肌で感じた

月に１回は上司がミーティングの名の下に
自腹でケーキと出前の珈琲を毎回準備してくれる
「何か困ったことはないですか？」と

仕事はラクやしこんなのでいいの？と思っていた

ある日のミーティングでその上司
「これが最後になります」と告げられた

60歳定年で再雇用になる
恵まれた社宅は追い出され、お給料は新入社員レベルに
同じ部署だが管理職でなく「調査チーム」へ異動だって

こんな風に毎回ティータイム

そこはオジサマ達の聖域
お給料は下がるが外に出たらもっと下がることは認識している

「再雇用定年まで逃げ切るぞ」と言う信念のもとに
誰も注意しないから、昼休みは２時間（イタリア人か）
ＰＣスキルは小学校１年生レベル、同じ待遇のオジサマ達と雑談ばかり

みんな再雇用を希望してポストが不足するから今では争奪戦だろうな

知人も50歳を超えてアチコチに出向している
今までと全く畑違いの仕事だが
（本当に畑を耕す部門に出向した人もいる）
給料は親会社から出ているので減ることはない50代

私も偶然派遣社員を辞めて、正職員になったのは60歳
再雇用みたいなもんよ
でも収入は派遣社員時代と同じくらい
再雇用オジサンよりは安い、仕事は倍くらいしているよ

世間では65歳まで再雇用制度がノーマルとなり
働かないオジサンオバサンを長期増殖させている
今は60歳で退職する人は少数派だ

これが会社の新陳代謝を悪くしているのにね
70歳定年になったらどうなるのだろうか
超高齢化社会は職場にも及んでいるんよね