鉄子の夏は何もなく終わる
私は“鉄子”である、鉄道が好きな女性。
子供の頃は、プラレールで遊ぶことが好きだった。
パトロン(大叔父)が来るたびに、プラレールの線路が伸び、車両や鉄橋が増えていく。
パッチンと硬い切符に鋏入れしたりして遊んでいた。
途中中断したが、40歳過ぎた頃から鉄子復活した。
趣味が高じて、旅行雑誌に鉄道旅レポーターとして紙面を飾ったことがある。
毎年、夏は“青春18きっぷ”で、春か秋には泊まりでローカル線で旅するために働いているようなもの。
それが今年のは、ローカル線に乗車できずに夏は終わる。
コロナのバカ!
全国に鉄道網をと望まれて敷かれた線路。
採算がとれなくなったからと次々に廃線となっていく。
日本の叙情をのこしている風景や四季折々の絶景、車窓から眺めて目に焼き付けたい。
ローカル線には時間がないんだ、私にもそろそろ時間がなくなってきた。
旅に出れないので、雑誌を買ってきた。
“男の隠れ家”はちょくちょく購入する雑誌だ。
好きな特集がよく組まれている。
見かけはおばさんだが中身はおっちゃん。
いつか旅したい 五能線・只見線・九州の鉄道…。
早く復興してほしいと願いながら、ページをめくっている。
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