母は長女、妹と７歳の差がある
その下の弟達は１～２年おきくらいに生まれている

なので母は一人っ子のように育てられた
若い時ミスコンで入賞したのが自慢
器量だけは良かったようでチヤホヤ育てられ
長女らしいしっかりした所が欠片も無い
気配りもできないしワガママだ

母の妹は聡明で優しい
まるで長女のように弟達の面倒見が良かった
嫁ぎ先でも、小さな会社経営のこと同居大家族のことと苦労が絶えなくても、笑顔で切り盛りしていた

末期の白血病でホスピスに入る前にお見舞いに行った
話するのもつらい状況だと思うが
遠くから見舞いに来てくれたことを労って優しい言葉をかけてくれた
なんて素晴らしく優しい性格

ホスピスに行くこともなく３日後に亡くなった
いつも思いやりのあった叔母
良い人は早く亡くなるのだ

そんな叔母のことが話題になった
もちろん彼女のことを褒めることしかない

母が急に
「〇〇ちゃんは、お坊さんに名前を付けてもらった」と
やはり徳の高い方に名付けてもらうと
徳を積んだ人になるのだ

母の名前を適当に名付けて失敗したと思い
きっと両親が後悔して依頼したのだろう