また母から要領を得ない電話が
母からの電話をとると
「あのね、戦争の紙が来たんよ、戦争の」と
ついに頭がおかしくなったのかと思った
戦争の紙=赤紙?
終戦の頃に流れるドラマに出てくるアレのこと?
「区役所に連れてって、手続きしたいの」と母
「戦争の紙はどこから届いたの?書類のタイトルは何?」と聞くと
手元にないから分からない、そして県庁の住所を読み上げる、区役所に行きたいと、これを3回繰り返す母
書類を目の前に揃えてからもう一度電話してきてと告げたら、すぐに電話があった
戦争の紙というのは「特別弔慰金」というもの
初めて聞く言葉だ
調べてみると、戦争で亡くなられた方と同居していた遺族が受け取れる弔慰金らしい
父は末っ子なので唯一生存している
母は長子だからおそらく祖父のもの、弟は戦後生まれなので祖父と同居していない
長生きすればいただける順番がまわってくるようだ
父が母にキレて叱るのが分かる気がする
何とも要領を得ない婆ちゃん、私も半ギレになった
どうやら母は新しくなった区役所に行きたいようである
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