最終出勤日、最後までバタバタで引継ぎ。

後任の方はいい人なんだけど
引継ぎしたことはノートしても秒速で忘れる。
毎回、初めて聞くような顔をしている。

どうみても仕事の流れをまだ分かっていない。

私がいなくなって困ると思うから最後に復習をしたい。
が、会社からメールアドレスをもらったから
「みなさんにご挨拶メールを出す」と引継ぎはそっちのけ。
（そんなこと後でいいやん、入社１ケ月も経って今さら挨拶メールもないじゃん）

周りの方々も不安そうに
「４月からだいじょうぶ？」って感じで見ている。

最終日最後の最後になって
ようやく覚えていないことが不安になったよう。
１ケ月の仕事の流れのおさらいをサッとした。
まだ分かっていないようだがホントに大丈夫だろうか？

疲れた…。

前職でインド人の方に引継ぎしたほうがずっと楽だった。

おかげで仲良かった同僚達への挨拶もそこそこになってしまった。

辞めるときになって、職場の方々の人柄がよく分かる。

いつもランチを供にしていた方々には気持ちばかりのプレゼントを。
一人が「こっちは何も用意してなくてごめんね～」と高らかに言う。

いや、他の方々はコソッとプレゼントやお手紙くれているよ。
別にプレゼントが欲しいわけではない。
少し気持ちが届けばいいんだよね。

いただいた手紙がまた泣けたんよ…。

前々職退職の際は、20代社員２名からいただいた手紙。
若い女の子らしくカワイイ字と便せんで。
その前は上司から手紙をいただいたことがある。

令和になってもわざわざ手書きの手紙。
心がこもっていて感謝の気持ちでいっぱいになる。

私はこんなに優しい言葉で綴れないなぁ。
もっと成長しなければならない。

みなさんからとブーケをいただいた。

仕事でお世話になった方々から、あたたかい労いの言葉。
何度も言うが、物でなく気持ちの問題よね。

コロナ禍で送別会はないけど、職場でケーキでお茶。

２年間お世話になりました。
この職場でも人に恵まれた気がする。

4月からは、新しい暮らしになります。