ボッチで乗車☆観光列車あめつち
観光列車「あめつち」鳥取から出雲までの運行。
今回は、松江から出雲までの短い乗車です。
やくもグリーン車は三連休で
隣り合わせの席が予約できなくて相方とは前後の一人席です。
もうすぐ松江と、後ろを振り返ると相方はいない。
たぶんトイレよねと網棚から荷物を降ろして待つ。
数分待っても帰ってこない。
仕方がない、荷物を持ってホームで待ちましょう。
あ~ぁ、ネックウォーマーもサングラスも散らかしたままじゃん。
それにしても遅い。
ホームで待っていると無情にも発車ベル、
そしてドアが閉まっていく…。
うそでしょ!
すると相方がドア越しに現れて悲しそうな顔をしている。
なんというおバカ!
仕方ない、先に行って待っていてね。
私は「あめつち」でのんびり行くわ。
相方が座る予定の席。
どら焼きとかお土産を買った。
きっと寒くて寂しい思いをしているでしょう。
宍道湖を過ぎて川を渡り、出雲市駅へ。
きっとホームで人待ち顔で待っているでしょう。
しかし、彼はいなかった。
反対側のホームにもいない。
改札付近を探してもいない。
スマホを見ると妹からの着歴が2回とLINEが。
電話をしてみるとナント
相方が松江駅で迷子になっていると警察から電話があったそう。
電話をとった母が
オレオレ詐欺みたいないたずら電話だと思ったそう。
そりゃそうだわね。
着歴のあった電話番号にかけてみるとほんとうに警察であった。
どうやら彼が出雲まで便宜を図ってもらって来れることになった。
途中から電話を変わった相方、
最初はゴメンナサイとしおらしい声だった。
私も仏の心で寂しかったであろう気持ちを察して
優しくしてあげようと思った。
小一時間後に出雲市駅へ到着した相方。
嬉しそうに小走りで駆け寄ってきた。
彼の話を時系列にまとめると
・列車内トイレの鍵がパニック状態で開かない。
・誰もいない席に荷物を取りに行き降り遅れる。
・なぜか臨時停車駅の玉造温泉駅で下車、折り返して松江駅へ。
・ホームに私がいないので駅務室に駆け込み、構内放送をしてもらう。
・迷子として警察に駅員さんに連れて行ってもらう。
・このとき喉はカラカラでおそらく血圧急上昇。
警察の方に「大丈夫ですか?」と心配され、お茶をご馳走になる。
・唯一覚えていた私の実家の電話番号から連絡がつながった。
彼にとっては大変な2時間だったようだ。
おかげで出雲大社訪問の時間などは無くなり、スーパーおきで益田へ。
好天だったいつの間にか雨模様、
本来なら風光明媚な海岸線を走るが夕方とは思えない暗さとなる。
松江の駅の方も警察の方も超親切だったそうです。
この場を借りて、ありがとうございました。
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