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夕焼け小焼けの赤とんぼ 本竜野

JR姫新線にある本竜野。
「夕焼け小焼けの赤とんぼ~♪」童謡でお馴染みの町。


ほんとうに町中赤とんぼが飛ぶ飛ぶ。
今まで通算見た以上の数の赤とんぼを見ました。


きっと繁殖にチカラを入れていらっしゃるんでしょうね。





姫路から姫新線に乗り換えて約30分、本竜野駅に到着。
稲刈り前の黄金色に輝く田園地帯をコトコト走るディーゼル車。
遠くに旅行に来た感じがでてきました。


「播磨の小京都」と呼ばれる本竜野。


小さな城下町ですが、風情ある町並みが今も残っています。





まずはお腹が空いたと駅から急ぎ足で進みます。
「龍野」といえば「揖保乃糸」の素麺。


ミシュランガイドにも載った素麺専門店「霞亭」さんに、テラス席でよろしかったらと…。
陽射しはキツイですが、お庭の緑のなかは涼しい風が吹き抜ける。


晩夏が残るなかで、氷に乗った竹の器で供された冷やし素麺は清涼感があって美味しい。
お店はにゅうめんが有名なんだけどこの暑さではね。





地元の揖保乃糸と薄口しょうゆで、優しいお味です。
椎茸の煮物は母がいつも作ってくれたよねぇ。
(実母は80超えて焼肉大好きで今も元気です)


自家製お醤油アイスと塩麴アイスをいただきました。
塩麴アイスの上には揚げた素麺がトッピング、本竜野でしかいただけないアイスです。





たつの市生まれ育ちのお店の方に教えていただいた丘の中腹にある「聚遠亭」へ。


もみじの囲まれた藩主の屋敷跡で、日本庭園をくるりと一周して、町が一望できる場所へ。
ツクツクボウシが鳴いて暑いけど秋風を感じる高台です。





教えていただいた桜並木を下っていくと、「赤とんぼ」歌碑に到着。
歌碑の前に立つと赤とんぼの歌が流れます。


町中のマンホールと溝蓋は赤とんぼがデザインされています。





武家屋敷跡を通り抜け、再び町の中心部へ。


創立145年の龍野小学校の校門、歴史を感じますね。





そして、赤とんぼの作者 三木露風さんの生家。


龍野城門前にあります。





大正ロマン館を経てうすくち醤油資料館へ。


横にはカフェとオシャレなお土産物屋さんがあります。





ヒガシマル醤油の歴史・昔の醤油づくりの行程などが分かる資料館です。
建物は旧本社のレトロなもの。


醤油資料館入場料は10円!


なぜ10円?か聞いてみたかった。





理科室のような醤油試験室。


フラスコやらいろんな検査機がありました。





昔の醤油壺。


昭和生まれの私の家では、醤油は一升瓶で購入でした。
それも酒屋さんの配達でね。





ここは麹室。


醤油造りに大切な工程です。
3日間かけて良い麹に育ちます。





ヒガシマル醤油、現工場は揖保川の反対側にあります。


揖保川の軟水・良質な大豆・近くにある赤穂の塩、穏やかな気候に恵まれた地で醤油造りは盛んになったそうです。





“城下町”という言葉にいつも旅心が誘われます。
町を大切に守っていこうという気持ちが伝わってきます。


町なかにあった赤とんぼ交番、きっと出番は少なそう。





もっと散策したいけど、宿のお迎えの時間が迫ってきたので、後ろ髪をひかれつつ本竜野の町をあとにします。