コロナ禍☆サ高住でよかった
ちょうど昨年の今頃、義母が突然
「貴方達の家の近くの施設に入りたい」と言い出した。
社宅時代から60年以上住み続けているが、90歳になると周りがほとんど旅立ってしまって知人が少なくなり、さすがに足腰も弱り心細くなったようだ。
義父が亡くなってからの20数年は、イチバン楽しい時代だったそうだがね。
相方が介護職員なので、グループのなかで一番評判のいい、サービス付高齢者住宅が見つかった。明るく広い(15畳くらい)部屋で、一日中陽が当たらなく狭いボロ家から考えるとパラダイスのような部屋だ。
スタッフの方々も優しく接してくださる。
コロナ禍で安心して住めて、今思えば良い判断だったと思う。
食費込みで、月額約15万円の支払い。
他にディサービスの自己負担金・医療費・美容院代・電話代・おやつ代・雑費で5万円はかかる。合計20万円以上毎月必要だ。
年金と少し蓄えがあるから大丈夫だと言う、遺族年金と老齢年金で月18万円。
私のいただける予定の年金よりかなり多いではないか、一度も働いていないのに。
義父は地元の町工場で働いていたが、その会社が3度の合併でグローバル企業となった。そのおかげで義母は恵まれた暮らしだ。
引越・様々な移転手続き・古家の売却と義母のために振り回された一年であった。
体調もよく91歳の誕生日を無事に迎えた。
「貴方達にはこのたびは世話になった。落ち着いたら旅行にでも…」と切り出した。
えっ、3人で行くの?と脳裏をかすめたが
さすがに気を遣って、貴方達二人で行ってきてとのこと。
ほんとうに、心の洗濯に温泉に行きたいわ。
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